【終活辞典】カ行

『経帷子』　―きょうかたびら―

経帷子とは、

亡くなった人に着せる白い装束のことである

俗に「死装束」と言われるものです。

帷子というのは単（ひとえ）で仕立てられた裏地のない着物のことで、白地の帷子に故人の成仏を願い経文を書かれたことから経帷子と言われる。

亡くなった人の死出の旅の旅装束という意味もあり、巡礼者のような装束になっています。

昔は親族によって作るなどの準備をされたり、亡くなった時の着付けをしたりされていたようだが、

現在は業者が準備したり着付けをしたりするのが一般的になっています。

基本的に「経」帷子というくらいなので仏教のものになりますが、神道の葬儀でも神職の格好に近い白い装束を着せたりします。