【ヤ行】遺言【終活辞典】
更新日: 2022.06.10
【終活辞典】ヤ行
『遺言』
遺言とは、
自分の死後のことについて残した言葉や文章のことをいう。
一般的には「ゆいごん」と呼ばれるが、法律用語としては「いごん」と言います。
遺書とごっちゃにしている人がいるが手紙要素の強い遺書と違い、自分の死後に対する指示に近く、また制度として遺言があるのでそれを指すことが多い。
遺言は法的拘束力を持たせることが出来るものですが、民法に定められた様式に沿ってされなければならないものであり、その様式に沿っていなければ拘束力はありません。
満15歳以上であれば残すことが出来、未成年であっても親の同意や親による取り消しとは切り離された「個人の」行為となる。
遺言書で法的な拘束力を持つ項目は、大きく分けると、相続分割や遺贈の指定、相続人の指定や排除、また子供の認知、遺言の執行人の指定といったところになり、それ以外の、例えば葬儀のやり方などについては法的な拘束力はもたない。