【終活辞典】ハ行

『本尊』　―ほんぞん―

本尊とは、

仏教において最も大切な信仰の対象のこと。

イメージしていただくのは仏壇の中に飾る仏像や掛け軸のことで、勘違いされている方も多いですが、仏壇の中で一番大事なものは本来位牌ではなくこの本尊ということになります。

宗旨宗派によって本尊は変わり、

例えばお釈迦様は曹洞宗や臨済宗、阿弥陀如来は浄土真宗や浄土宗、大日如来は真言宗となり、同じ本尊でも形が違ったりもします。

葬儀の時は葬儀社が準備しますが、仏壇の中の本尊はその家で準備することになります。

仏壇とともに本尊も受け継がれることも多いですが、自分たちで新しく仏壇を作る場合は仏具店などで確認するといいと思います。