【ア行】院号【終活辞典】
更新日: 2022.12.09
【終活辞典】ア行
『院号』 ―いんごう―
院号とは、
戒名の中で特に仏教に貢献した人につけられる尊称である。
戒名を構成する院号、道号、法号、位号の一つで、つけられない方も多い。
院号と院殿号があり、一寺を建立するほどの貢献をした人に与えられるものとされていた。
戦後寺に対する布施や寄付などの大きさで院号をつけてもらう、といった風潮も出たことで、
お金を積めば院号が買えるという認識が一般的になっていますが、
本来は寺院側がその貢献具合によって与えるものなので、
僧侶によってはどれだけお金を積んでも院号を与えなかったり、逆に遺族が断っても院号を与えられたりすることもあります。