【カ行】限定承認【終活辞典】
更新日: 2022.12.16
【終活辞典】カ行
『限定承認』 ―げんていしょうにん―
限定承認とは、
相続をする際にプラスの財産と相殺できる範囲でマイナスの財産を相続することである。
言葉にすると難しいですが、簡単に言えば残されたプラスの財産分で負債、マイナスの財産を返済して残りは放棄するというものです。
限定承認を選択する場合はいくつか条件があり、
まず被相続人、財産を残す側が亡くなったことを知ってから、ほとんどの場合は亡くなった時とほぼ同じということになると思いますが、3か月以内に限定承認の手続きをしないと単純承認したとみなされ、限定承認はできなくなります。
そして、限定承認は相続人全員で行う必要があるので、相続人のうち一人でも単純承認をすると限定承認の手続きができなくなります。
限定承認の手続きをする前に一部でも遺産を処分したりしてしまうとその時点で単純承認したものとみなされるので、その点も注意が必要です。