【サ行】成年後見人【終活辞典】
更新日: 2023.01.20
【終活辞典】サ行
『成年後見人』 ―せいねんこうけんにん―
成年後見人とは、
判断能力が不十分な人の代わりに財産管理等をする人、またその制度である。
認知症や障害などによって判断能力が不十分と考えられる人が、生活をする上で不利益を被らないように、保護の目的で財産管理や契約行為などの代行をする人のことを指します。
後見人は家庭裁判所によって選任され、例えば本人が理解しないまま不当な契約を結んできたとしても後見人によってその契約を取り消すことができ、財産を守ることができるということです。
兄弟もいない子供もいないという方が晩年に認知症などで自分の意思が伝えられなくなった時、
また自分が死んだときに備え、自分の代わりに相続や遺産管理をしてくれる人として成年後見人という制度を利用することが多いです。