【カ行】家族葬【終活辞典】
更新日: 2022.05.20
【終活辞典】カ行
『家族葬』
家族葬とは、
身近な人だけでおこなう葬儀のことである。
そもそも葬儀とは、亡くなった人と関わりのあった方で送るものですが、その「関わる」という範囲を家族、親族といったごく身近な人に限って執り行う葬儀のことを家族葬と言います。
元々家族葬という価値観は宗教的な意味においてはないもので、葬儀社やメディアが作り出したものです。
葬儀は亡くなった人本人の関係者だけでなく、喪主の関係者なども参列し、一時大型化していたこともあって、家族側が参列者の対応に疲弊してしまい、大切な家族との最後のお別れの場が満足いくものにならない、といった考え方から「家族葬」というものが生まれ、それまでの葬儀を「一般葬」として明確に棲み分けするようになったものです。